ソウルメイト

メキシコで戦っている同志から素晴らしい質問が寄せられたので、以下のような回答をしました!(^_^)v 

 

 

●教えていただきたい事があるのですが、日本に居る部員さんから、世間にある絆と学会の絆の違いについて教えて欲しいと。部員さん自身が研究している「つながり」が脳内でどのように表現されているか、という課題で世間にはいろいろな関係がある中で、学会の心のきずなの強さは、ほかとは全然ちがうなと、そのへんの基盤も明らかにできたら嬉しいとの事なんです。 

師弟による生き方が人間を根本から変えていく(→人間革命)わけで、その脳内の根拠が知りたいそうなんです。 

 

 

⇒ 素晴らしいご質問ですね!やっぱり新しい時代が来ていることを実感します! 

 ちょっと難しい内容ではありますが、私の理解している限りの真実を整理してみます。 

 

 脳は、神経細胞の結合(シナプス形成)によってあらゆる能力を獲得していきます。 

 自転車に乗れなかった子供が懸命に練習していくうちに、突然シナプス形成が起きて、脳内の神経細胞のネットワークがプログラミングされ、一生忘れずに自転車に乗れるようになる、という仕組みがその一例です。 

 こうした脳の仕組みを、世間のいろんな人間の絆に当てはめてみると、いくつかのステップがあります。 

 

◇酒の上の団結のような、慰めあったり愚痴を吐きあって、犬が尻を舐め合うような絆は、脳のシナプス形成も起きないので、酒やゲームや趣味や、真中に据える媒体が無くなったり、利害が対立すると、煙のように消える絆です。 

 エーリッヒ.フロムが「愛するということ」の中で、「真実の愛は、自立した人間と人間との間にのみ成立する」(趣意)と示しているように、相互の依存心に基づいて寄り添うような人間関係の絆(心理学的には「共依存」と呼びます)では、脳のシナプス形成が起きないために、未来を建設するような関係にはならないばかりか、相互の人生の成長を邪魔したり、破壊する場合が多いのです。 

 

◇スポーツなどでチームになって苦労を共有したり、励ましあうような絆は、優勝したり困難を克服したりして「一緒に喜ぶこと」で、相互のシナプスが形成されることが分かっています(日本人で唯一ノーベル医学・生理学賞を受賞した利根川進教授の発表)。これは、心理学用語で「ソウルメイト(仏法用語では「眷属」)」と呼ばれる比較的長い時間継続する安定した絆です。 

 近年、欧米の大学教授たちが研究を始めている「生まれ変わり」の調査の中で、何度も生まれるたびに身近な関係で生まれてくるような絆は、この「苦難への前向きな挑戦の中での喜びの共有」によって形成される脳のシナプス形成で構築されるものと考えられます。 

 

 ただし、こうした絆を生み出す関係を包む世間の価値観は、今世だけという時空間の狭さに拘束されており、またスポーツであれば若いうちだけの、体力がある時代に限定されていたりして、病気になったり、高齢化したりして条件が変化した場合には、残念ながら時空間を超えて普遍的に共有できる価値観が体系化されていないので、せいぜい「楽しかった昔話の共有」のように、人生の晩年を迎えるほどに喜びが委縮し、仲間の逝去と共に確実に嘆きの中に堕ちていきます。 

 

◇これに対して仏法の師弟の絆や同志の絆は、全人類の幸福(広宣流布)という普遍的な目標に向けた挑戦の共有であり、しかも人生の苦悩にあえぐ民衆を励ますことで、共に喜んだ時に相互のシナプス形成が進み、その結果として、三世永遠のソウルメイト(眷属)になるという価値体系での深い絆が形成されます。 

 

 この仕組みは、目的が菩薩界での絆であるために、生み出される喜びのエネルギーが大きくなるというだけでなく、竜女の誓願(法華経で説かれている、8歳のヘビの女の子が即身成仏した誓いで、「この人生を懸けて苦悩の民衆を蘇生させてみせる」という強い自発能動の意思=誓い)によって、脳の中でも「前頭葉」(人類がサルの10倍近くに急激に発達させた高度な機能を担う大脳の部位)のシナプス形成が劇的に進むことで、同じ誓願をした師匠や同志との間で、前頭葉を場とした結合が生まれると考えられます。 

 

 この現象は、地球規模で見ると、38億年の生命進化の歴史の中で一つの共通した法則「バラバラの生命体が融合し合体して、より高次で賢く強い生命体に進化する原則」に基づいた「人類の新たな進化」が起き始めているのだと考えられます。 

 

 この結果、地球が人類の科学技術によって急速な温暖化が進み始め、このままでは平均温度270℃の灼熱地獄の地球になってしまう危険が現実化して来た20世紀の後半に、地球全体に初めはポツリポツリと出現した仏界の細胞(SGIメンバー)が、全人類の幸福のために人生を懸ける、という竜女の誓いによって前頭葉を場として池田SGI会長を中心に融合し合体を始め、地球全体を肉体とした巨大な仏の生命体「創価学会仏」に進化を始めたと考えられるのです。 

 

 実は、池田先生は海外の大学での講演で、 

 

「師匠と弟子が全人類を救うという同じ誓いをした時に、特に弟子がその誓いをした時に、師匠と弟子の間に電流が流れ通い、その電流が全人類に広がっていく」(趣意) 

 

という指導をされています。 

 

 また、2006年5月10日の聖教新聞の「随筆人間世紀の光」においては、 

 

 

「末法万年尽未来際まで一切衆生を救いきっていく、永遠不滅の妙法を一閻浮提に広宣流布するのだ! 

 この尊き仏意仏勅の使命を誓願し、勇んで戦乱と苦悩に満ちた現代に出現したのが、偉大な創価学会である。 

 ある時、戸田先生は、その「創価」の誉れを、私に語ってくださった、 

「『創価学会仏』-未来の経典には、こう学会の名が記されるのだよ」 

 五体に感動が走った。 

 法華経の不軽品に、「威音王仏」という名前の仏が登場する。実は、この仏は”一代限り”ではない。 

 最初の威音王仏の入滅後、次に現れた仏も威音王仏と言った。そして「是の如く次第に二万億の仏有(いま)し、皆同一の号なり」と。 

 

 つまり、二万億もの仏が、みな同じ「威音王仏」という名前で、長遠なる歳月、衆生を救済してきたことが説かれているのだ。 

 先生は、これは威音王仏の名を冠した「組織」「和合僧団」とはいえまいか-と鋭く洞察されていた。 

 個人の今世の寿命は限られている。しかし、広宣流布に戦う根本精神をば、師匠から弟子へ脈々と受け継ぎ、一つの組織体として活動し続けるならば、それは「民衆を救済し続ける」恒久的な仏の生命力を持つことになる。 

わが創価学会には- 

 民衆の苦悩の暗闇を破り、勇気と希望を与えゆく慈悲の大光がある。(中略) 

 我ら創価の師弟に、三世永遠に途切れることなき「仏に成る血脈」が滔々と流れ通うことは疑いない。 

 ゆえに戸田先生は、もしも未来に仏が経典を作られるならば、大聖人に直結した広宣流布の和合僧団-創価学会に、「仏」の名を冠されることは当然であろうと断言されたのだ。 

 かくも崇高なる使命と大偉力をもった、創価学会なのである。」 

 

 

と、示されています。 

 

 世間では経済的利益を最優先した株式会社が、まさにガン細胞のように地球を食いつぶす自己中心の組織として蠢き続けた20世紀に、地球環境と人類の心身は消耗され続けたのですが、いよいよ21世紀には、永続的な菩薩界・仏界の組織である創価学会・SGIがついに地球上に出現し、人類の滅亡を防ぐための、新たな人類の進化への挑戦を開始したのです。 

 

 そしてその本質は、前頭葉を場としてシナプス形成によって融合し合体した巨大な仏の生命体「創価学会仏」に地球全体が進化をし、宇宙でも稀有な「惑星全体が仏界の生命体」へと蘇生し進化することなのです。 

 

 かつて池田先生が千葉文化会館を訪問された際、その指導の最後に、 

 

「200年後の、全人類の1億の人々がSGIメンバーになったその時に、また私と一緒に戦いましょう!」 

 

と大音声で宣言されました!\(^o^)/ 

 

 場内整理の創価班として、「如是我聞(是くの如きを我聞きき=私はこのとおり聞きました)」した私は、この先生の指導のとおりに、200年後に再び池田先生のもとに集って、地球広布の総仕上げ、創価学会仏の完成を成し遂げると共に、科学者となって、その当時の最先端の科学によって、 

 

「実は地球と人類は、あの西暦2000年前後から(まさに今!)、あの偉大なドクター池田とその弟子たち(私たち!)によって、新たな地球と人類の進化の時を創っていたのだ!それによってのみ、SGIがあったからこそ、人類は滅亡しなかったのだ!」 

 

ということを証明する決意です!まさに今、三世の不思議な絆を自覚した『本門の弟子』が全世界に涌出し、創価学会仏となって、次々に人類の蘇生を拡大しているのです!( ^_^)人(^_^ ) 

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コメント: 1
  • #1

    Satomine (日曜日, 02 6月 2019 21:52)

    こんなに詳しくソウルメイトについて解説して下さっていて、有難いです。
    自分の眷属がスピリチュアルを志向しやすいことや、自分もその感覚に従った時に弘教が実ったので、なんと仏法で言うのかと引っかかっていました。
    最近、やっとこのソウルメイトについて調べたんです。『ソウルメイト』『ツインソウル』など色々ありますが、これらも『眷属』で統一できるんでしょうか?
    なかなか周りで知っている方がいらっしゃらないので、これからも質問できると有難いです。